連休谷間の出勤日とは言え、
残業中のスタッフを残して会社を退けるのは気が引けたものの、
滅多にないチャンスを逃すわけにはいかない!というわけで…
行って参りました、北方謙三さんのサイン会!

初めて間近に見た北方謙三さん、
御年60歳を超えていらっしゃるはずなのだが、
その容貌・声・表情、いずれもお若い。
しかも年齢を超えた男を感じさせるオーラは、
まさにミスター・ハードボイルド!
その印象にも増して私を魅了したのが、
読者の一人ひとりと真摯に向き合う北方さんの姿勢。
私の前に並んでいた26歳の男性はかなり緊張している様子だった。
北方さんに「何か質問はありますか?」と問われ、
「と、とにかく緊張しています。オ、オヤジって呼んでイイですか?」
と完璧に舞い上がってしまっていた。北方さんはやおら腕をまくり、
「腕相撲をしよう。俺に勝ったらオヤジって呼んでいいぞ!」と
のたまい、実際に腕相撲を始めてしまった。
あっけなく若者を負かした北方さん、若者の年齢を訊いて
「あと20年経ったら俺をオヤジと呼んでいいぞ!」と肩を叩く。
若者は感激で目を潤ませていた。
その様子を間近で見ていた私、羞恥心に負けてしまい、さすがに
「腕相撲して下さい!」とは言えなかった。
それでも、私がぶつけた質問に対しては、
私の目をしっかりと見て懇切丁寧に答えて下さった。
(写真は「楊令伝(第5巻)」へのサイン)
ミスター・ハードボイルドは一流の営業マンでもあった。