最近読んだ小説『ラッシュライフ(伊坂幸太郎:著)』の一節に、
気になる記述を見つけた。“プラナリアの実験”についてである。
プラナリアとは“ヒル”に似た原始的な小動物で、
小説の中では、その小動物を使った実験の話を、
主人公の一人が人生になぞらえて友人に語っている。
その実験について、主人公の言葉を借りれば…、
水がなければ生きられないプラナリアを、水が一個所にしか溜まらない
容器に入れて、水のある場所にライトを当てる。
するとプラナリアは水を求めて、ライトが当たった場所に移動する。
そのことを繰り返すと、たとえ水がなくともライトが当たった場所に、
プラナリアは移動するようになる。
さらにその実験を繰り返し続けると、ある時からライトを当てても
(そこに水があったとしても)プラナリアは移動しなくなり、
やがて死んでしまう。
ただし容器の材質を変えるなど、置かれた環境を変えてやることで、
ライトを当てた場所にプラナリアが再び移動を始めることを論拠に、
主人公は、この原始的な小動物ですら同じことの繰り返しに“飽きてしまい”
自殺することを選ぶのだから、同じ生活、同じ仕事を続けている人間が
飽きないはずはない!とその友人を励ます?のだ。
私はこの実験の真偽を確かめたわけではないのだが、
主人公が語るこのたわいのないたとえ話を、
人間を含む生物の本質を言い得ているとも感じてしまった。




















初めて読んだ

(unison3)




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